11月に入ってもまだ夏日が続くとは思いもよりませんでした。

皆さんは体調の方は大丈夫でしょうか？

スタッフの金子です。

こう暑いと冬物を出すタイミングがなかなか図れずにいる方も多いのではないでしょうか。

しかもこれがなかなかの重労働で思わぬケガになりかねないため注意が必要です。

今回は衣替えの際に気を付けたい体勢についてお話していきたいと思います。

---

【持ち上げる動作に気を付ける】

・腰部にかかる負荷

衣類の入った収納ボックスは意外と重いものです。

去年も家族の衣替えを一緒に行った際には半日仕事になってしまいました。

このような重いものを持ち上げる動作（リフティング）は衣替えに限らず日常生活や労働中に行われ、腰部を中心に

・圧迫力

・張力

・せん断力（すべり、ずれが生じたときに起きる力）

等が発生します。

米国では腰痛を発生させる危険な動作要因のトップとなっており、腰（主に第２腰椎）に加わる圧迫力は体重の２５％の重量物を持ち上げる際に体重の約４倍かかるといわれています。

そのため腰痛予防のためにも、持ち上げる動作による負担を少しでも減らす必要があるのです。

---

【安全に作業するためには？】

持ち上げ動作には個人差はあるものの、大きく分けて

・前かがみ持ち上げ動作

・しゃがみ込み持ち上げ動作

２つの動作があります。

・腰への負担：　×「前かがみ持ち上げ動作」　＞　〇「しゃがみ込み持ち上げ動作」

・膝への負担：　〇「前かがみ持ち上げ動作」　＜　×「しゃがみ込み持ち上げ動作」

・エネルギー効率の良さ：　〇「前かがみ持ち上げ動作」　＞　×「しゃがみ込み持ち上げ動作」

 

このように一長一短な部分もあり理想的な方法はないですが、下（※）のように考慮すべきポイントがあります。

また、腰痛を発症した事のある人はできる限り

・荷物を分散

・道具や機器を使用

・複数人で作業する

等でリスクを減らしていきたいところです。

---

【持ち上げ動作のポイント】（※）

・荷物を可能な限り体に密着。

・腰椎のアーチを維持し、極端な曲げ伸ばしを避ける。

・ゆっくりと同じ速度で作業を行う。

・両足を広げ、支持基底面（体重を支えるために必要な床面積）を適度に広く保つ。

・体をねじったりや側屈（右や左に曲がった状態）による余計な力がかからないようにする。

・腰や背中の筋肉だけでなく股関節／膝関節の伸筋群（前面の筋肉）を活用できるようにする。

 

---

【腹腔内圧を意識してみる】

息を止めて腹筋に力を入れることで腹腔内圧（ふくくうないあつ）を高めると腰椎への負担が軽減すると言われています。

持ち上げ動作の際に腹筋に力を入れ強く収縮させることは、コルセットのような効果で腰椎を安定化させるため有効な手立てと考えられています。

当院でも腹筋を鍛えることで腰への負担を軽減させるというアプローチを推奨しており、「寝るだけ体幹トレーニング」を導入しているのもその一環となっております。

寝るだけ体幹トレーニング | 埼玉県深谷市・のぞみ整骨院（接骨院） (nozomi-s.net)

 

腰の負担がでないよう気を付けるのが一番ですが、もしも違和感が出てしまった際はあまり様子を見て日を置かずご相談ください。

早めの対策で早めの効果が期待できますので気軽にお電話いただけたらと考えております。

つらい腰痛・肩こり・膝痛にお悩みの方は埼玉県深谷市の腰痛改善『のぞみ整骨院（接骨院）』へ

腰痛をはじめとする筋肉・関節の痛みは多様化しており長期にわたって治療を続けている方も多くみられることから、当院では、患者様のニーズに合わせた自由診療に力を入れた治療を行っております。
長引く症状の改善を諦めず『のぞみ整骨院（接骨院）』へお気軽にご相談ください。

》【腰痛改善施術】のご案内はこちらをご覧ください。
》【特別診療『メンテナンスコース』（自由診療）】とは？
》【特別キャンペーン】お得なキャンペーンをご活用ください。
》【アクセスマップ】はこちらからどうぞ。
》【お問い合わせ・ご予約】メールでのご予約も承ります。