8月に入り梅雨明け宣言となった途端に夏の暑さがやってきました。
急激な変化は体調に影響を及ぼしますので無理をせず冷房や水分塩分摂取を心掛けたいところです。

さて、今回はタイトルにありますように先日の大相撲7月場所で前頭17枚目の照ノ富士が5年ぶりの優勝を果たしましたね。

普段大相撲を意識する事はなかったため知らなかったのですが、5年ぶりの優勝にとともに報じられた近年の動向をニュースで知り驚きました。

 

スピード出世で大関に昇進する

しかし膝のケガと糖尿病に悩まされ

連続休場で大関から幕下以下の序二段まで番付が下がり

ケガや病気の回復と稽古に努めて

今回幕内に復帰し優勝を果たした

 

 

と、このように箇条書きにしてわかりやすくまとめましたが素人でも並大抵の事ではないとわかります。

（ちなみに大関経験者が幕下以下に陥落するのが昭和以降初めてで、さらに関脇以下に番付が下がっての優勝は44年ぶりのようです）

 

大関という番付のまま潔く身を引くという選択もあったにも関わらず現役を続けた決断。

以前と同様に戦える保証がない中で稽古を重ねた忍耐力。

千秋楽前に単独でトップとなり追われる立場になっても戦い切った闘志。

 

 

このような事ならしっかりと見る機会を設けておけばと感じている自分が居たりします。

そんな力士やアスリートの姿を見ていると一般の我々とは違う存在と考えてしまうかもしれません。

しかし、ケガや病気で人生設計やキャリアにブレーキがかかった時の人としての向かい合い方には学ぶべき事があると思いました。

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【自暴自棄にならない】

挫折によって自分自身が身体的なり環境がコントロールできない状況になった場合、ともすればオールオアナッシングの考え方で全て投げ出してしまう事もあるでしょう。

自分にコントロールできる範囲を落ち着いて見出し、そこに意識を向けたいところです。

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【周囲の声に耳を傾ける】

家族

指導する立場の人間

周囲で協力する人たち

自分に降りかかった事態に余裕がなくなると人の話が聞き入れることが出来なくなります。

しかし、周りから見ていればそうなった原因がわかる場合があります。
すぐには受け入れられないとは思われますが状況を改善するために必要になってきます。

自分だけの力ではケガや病気、その他の事態を解決するのは困難ですが、適切に元に戻ろうという意思と行動を示していれば周りがサポートをしてくれる事でしょう。

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【生活のリズムを一定に整える】

今までルーティンで行えていた事が出来なくなると生活全体が崩れ、生活態度にルールがなくなってしまいます。
そうなると元に戻るどころかズルズルと今より悪い方向に行く可能性が高くなります。

生活基盤となる仕事ができない状態だとしても就寝や起床、食事を基準として生活リズムが整うようにすれば体の調子や思考の整理をつけやすい体勢を作れるでしょう。

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【焦らず身体のマイナス（ケガや病気）を減らす事に集中する】

早く元の状態に戻ろうと身体に健康時と同様の負荷をかけ問題の解決が遅れるパターンも多く見受けられます。

完全にゼロ（完治や解決）になるまで専念するのがベストではありますが、専門家の判断を踏まえリハビリ的に元の状態に戻る活動を再開できるとよいでしょう。

負荷をかけない段階、負荷を増やしていく段階を自分以外の第3者に判断してもらう事も重要です。

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こういった事が照ノ富士の優勝とそれまでの歩みを知って感じた事と我々に活かせると思った事です。

具体的な運動や治療などはケースバイケースとなるため一概に言えない部分はあるものの、メンタル面での心構えだったり解決への方向性としては重要であると考えます。

 

当院でも身体の事で無理をしたり解決の糸口が見えず相談いただくケースが多いです。

ご自身の力だけでは好転しそうにない事でも段階を踏んで良い方向になるようサポートしていきますのでご相談頂ければと思います。

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