5月の中旬にも関わらず30度を超える日が出てきて体調管理も難しくなっているのではないでしょうか?
今年はさらに冬場の外出時が主だったマスク着用が現在も続いているため、呼吸がしづらい、息苦しいと感じている方も多いかもしれません。
でも息苦しいのはマスクによるものだけではなく、呼吸自体が浅くなっている可能性があります。
胸の周りや肋骨周辺の筋肉が固まってくると肺に空気を取り込む力が弱まるためそのような事が起こりやすいためです。
今回は呼吸にも関係する胸郭と肋間筋についてストレッチも合わせてお話していきたいなと思います。
【胸郭と肋間筋】
・胸郭 (きょうかく)
胸椎(背骨の胸部分)
肋骨
胸骨(身体の正面部分)
で構成されていて
カゴのような形で肺や心臓といった臓器を保護しています。
・肋間筋(ろっかんきん)
名前の通り肋骨の間に存在する筋肉で
肋骨を押し上げ息を吸うための外肋間筋
肋骨を下方向に動かし息を吐くための内肋間筋
によって呼吸する際にカゴのようになっている胸郭の容積が広がり肺の拡大収縮を助けています。
呼吸が浅くなるのは睡眠時も同様で、眠りが浅くなり睡眠の質も低下してしまいます。
【筋肉が固まる原因】
過去のブログでも肩や腰での不調の原因の一つとしてお話している
・姿勢が崩れている
が肋骨周辺にも同様に負担をかけるのです。
猫背気味になると首や腰への負担を自覚するとは思いますが、他にも胸の筋肉が圧迫されて緊張状態となるためです。
パソコンを使ったデスクワークの他、プライベートで長時間のスマホ使用があったりすると背中側の筋肉とも連動して固まってくるのです。
【普段の生活で気をつけることは】
普段身体を動かしているようで意外と筋肉によっては使えていない事もあります。
以前のブログにて日常生活での姿勢について紹介しておりますので参考にしてみて下さい。
https://www.nozomi-s.net/2019/12/23/生活習慣での良くない姿勢/
【胸郭・肋間筋周辺のストレッチ】
ストレッチの際注意したいのは
・肋骨を押さえる手は軽めの力にする
・身体をゆっくりと軽く伸ばされる位の力で動かす
事です。
力いっぱい身体を伸ばしたり筋肉を圧迫すると気持ちよく感じるかもしれませんが、固まったクセのついた筋線維が傷ついて痛みが出たり、その後の筋肉の緊張が強くなる場合があるためです。
しばらくの間マスク着用の生活は続きそうですので、呼吸がしづらいと感じている方は参考にしていただければと思います。
ご自身でのストレッチでなかなかお身体の不調が緩和されない際には免疫力の低下にも繋がりますのでご無理なさらず当院にご相談下さい。
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