鼻炎と鼻づまり

スタッフの金子です。

インフルエンザはまだ油断できないもののピークは過ぎたようですね。

当院でもマスクを着用している患者さんが多く、お話をすると風邪やインフルエンザの予防というのが多いのですが、他に冬場もアレルギーが出て鼻炎になっているということでした。

毎年風邪なのかアレルギーなのかインフルエンザなのかわからないタイミングがあり病院に行くか迷うという事もあるという話も。

そんなわけで今回は鼻炎に関するお話を簡単に出来ればと思います。


【アレルギー性鼻炎の原因】

呼吸によって繰り返しアレルギーの元となる物質(後述致します)が体内に取り込まれることで次第にアレルギーの反応が起こるようになってきます。

・発作的なくしゃみ

・粘性の低い(水っぽい)鼻水

・鼻づまり

が断続的に起きるのが特徴で、「通年性アレルギー性鼻炎」「季節性アレルギー性鼻炎」

の2種類に分けられます(症状は同時に起こる場合も)

鼻の症状の他にも

・目…かゆみや充血(アレルギー性結膜炎)

・のど…いがらっぽさや咳

・肌…かゆみや湿疹

・頭…鈍痛

などがあります。


【通年性アレルギー性鼻炎】

今回の冒頭にもあるように、冬場に強く症状が出るのを始め年間を通して鼻炎が出るタイプのアレルギーです。

冬場は空気の乾燥と暖房による室内の閉め切った状態がハウスダストを舞いやすくする事で症状が強くなると考えられています。

通年性アレルギー性鼻炎の場合…身の回りの環境を整える

原因がダニやハウスダストであるため、室内の塵やダニに目を向けた対策

家で普段過ごす場所や寝室はカーペットを敷かずフローリングのままが望ましい。

その上で湿度を50%、室温を 20~25℃に調節できるのが理想的な環境です。

(50%を下回るとウィルスが発生しやすくなり、60%を上回るとダニが繁殖しやすくなります)

もしも鼻炎の方で室内でペットを飼っているのであれば、少なくとも寝室では一緒に過ごさない方がよいでしょう。


【季節性アレルギー性鼻炎】

いわゆる花粉症、植物の開花時期(例:スギやヒノキは春先、ブタクサは秋等)にアレルギー症状が出る(反応が出る種類は人それぞれ)ため季節性と呼ばれます。

季節性アレルギー性鼻炎の場合…外の環境の変化に対処する

主に花粉情報のチェックや花粉を体内に入れない衣服やマスクの着用になります。


鼻炎の対処として今回は鼻の洗浄ツボ押しを紹介します。

これらはあくまでも鼻づまりや流れる鼻水の緩和であり、アレルギーの強い場合は耳鼻科での処方に従って補助的な手段として活用してもらえたらと思います。

【鼻をうがいして洗い流そう】

①鼻でうがいするための水を用意

・コップ1杯分の水に食塩2g溶かす(水道水直接よりも煮沸しているのが望ましい)

・生理食塩水に近い状態となるのでそれを40℃くらいにする。

②実行

・ 片方の鼻から①の水を吸い込む。

・ 鼻から吸い込んだ水を口から出す(難しい・慣れない場合は吸い込んだ鼻からそのまま出してしまう)

扱いやすい市販品もあるため、そういったものを活用する方が継続しやすいかもしれません。


【鼻づまりを緩和するツボ】

前回のドライアイ同様、鼻の不調に関してもツボがあり、鼻のつまりや鼻水の分泌が抑制される効果が期待できます。

 

睛明(せいめい)…目頭の部分で鼻の上部両脇にも位置しています

迎香(げいこう)…両方の小鼻の付け根(くぼんだ部分)

まずは出来る限り指(親指・人差し指)を温かい状態にしておきたいです。

睛明の部分からスタートして、指の形は鼻をつまむ動作、もしくは人差し指同士で鼻を両側から押さえる形にします。

迎香の部分まで鼻を挟み込んだ状態で軽く力を入れつつ降りていきます。

 

その他、鼻の周囲にあるツボ以外にも作用するツボがあるので参考までに紹介します。

上星(じょうせい)…額の生え際から頭頂部方向に指4本分のところにあります。

督脈(とくみゃく)という鼻全体にも繋がっている経絡上にあるツボで、指の第一関節を使ってやや強めの刺激を加えて問題ありません。

合谷(ごうこく)…親指と人差し指の間を指先から根元に向かって降りていき、手の甲の部分でVの字にくぼんでいるところにあります。

手の陽明大腸経(ようめいだいちょうみゃく)と呼ばれる経絡上にあるツボで、先ほどの迎香(げいこう)から肩、腕を通じて繋がっています。

合谷を押す際は、反対の手の親指を使い押し込むようにゆっくり時間をかけて(1回の指圧が10秒を目安)刺激を加えるといいでしょう。

このツボは鼻やのど周辺だけではなく、お通じといったお腹の調子、肩や腕の負担の軽減等幅広く効能があるため万能のツボとして有名だったりします。


鼻づまりがひどくなると頭痛や肩のはりに繋がったり、くしゃみやせきによって腰へ急激な負荷をかけてしまう事があります。

日常生活の不快感を軽減し、思わぬ身体への負担は出来れば回避したいものです。

アレルギー症状自体を抑えることは難しいですが、それに伴う身体への倦怠感や筋肉の強ばりは身体全体をメンテナンスすることで負担の軽減が期待できるため、「こんな事相談して大丈夫かな?」と思う事でもお話しいただけたらと思います。

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